こんにちわ。
熊野の遊び場 irokuma kids 井上です。
突然ですが、「山菜」といえば何を思い浮かべますか?
私は断然、「ふきのとう」!
あの愛らしい姿、香り、苦み、たまりません。
では、山菜を採りに行ったことってありますか?
やってみたいけど、ちょっと知識が必要なのでは?と思いますよね。
でも、よく知っているアレやソレも実は山菜だったって知ってました?
見つけると嬉しい!楽しい!そして、やっぱり美味しい!!
更に健康食品としても優秀?!
山菜、最高です。
そもそも、山菜とは何か?
ワーケーション宿泊サイト”あかくら”のオーナー中平さんから、「ふきのとう が生えてきたゾ」と連絡をいただきました。
実は、ふきのとうを自分で採るのは初めて。大興奮です。
ルンルン気分で現場に向かう前に図書館で「山菜」に関する本を3冊借りて、ちょっと調べてみました。
山菜とは↓こういうことだそうです。
植物性食物を野生のものに頼っていた時代から、食用に供する草類はすべて「菜」と呼ばれていた。
そして、その「菜」のうち、セリのように「水辺」に生えるものを「水菜(すいさい)」、ツクシやのノビルのように「野原」に生えるものを「野菜(やさい)」、ウドやツリガネニンジンのように「山地」に生えているものを「山菜(さんさい)」などと呼び分けていたのである。
出典:012 OUTDOOR いますぐ使える山菜取りの教科書(大泉書店)
食べられる植物を場所によって呼び分けていたんですね。
そして、3冊をざっと読んで驚いたのは、知っている植物の名前がたくさん出てくること。
「草」だと思っていたものでも、例えば、カラスノエンドウ、ツユクサなども、立派な山菜・野菜として紹介されていました。
こんな耳寄り情報も。
山菜の中には薬草として利用されていたものも多いようで、山菜のアクやクセの正体であるポリフェノールは老化防止に、ニコチアナミンには高血圧の予防効果が、また、糖の吸収を抑えて糖尿病の予防効果がある成分が含まれるものがあるそう。(参考:いますぐ使える山菜取りの教科書)
山菜、すごい。
「山菜なんて昔嫌ってほど食べさせられたから、好きじゃない。」と言っていた超元気な大先輩の姿が浮かびます。。。
いざ、大好きな ふきのとう のもとへ!
ふきのとうは、アマゴの養殖所近く、水の流れが近いところに生えているという情報。
教科書や本に出てくる”あの”姿を探しますが、なかなか見つかりません。
緑のベールに包まれた”あの”頭がひょっこり出ていると想像していたのですが・・・
っと、ふきのとうの”芽らしきもの”発見!
思っていたのと違う?!
ちょっぴり膨らんではいるものの、周りはちょっと紫がかっていて、小さいし、よく見る状態ではありません。
本で確かめてみると、恐らくこれは ふきのとうの”つぼみ”。
本によると、、、
雪の下からほんの少し顔を出しているフキノトウが最高級品。雪の圧迫をうけて少しゆがんだ形をし、もえぎ色の苞にすっぽりと包まれている。まだ、みんなが知っているフキノトウの特徴をはっきりと表していないような小さなものが、香りもよく、あくもなく苦みが少ない。こういうのは、やはり、雪国を訪れ、、、、(省略)
出典:新装版 山渓フィールドブックス14 山菜(山と渓谷社)
パーフェクト!!!採るべきは今!
しばらく手探りで地面をほじくっていると、落ち葉の下でつながっている茎がだんだんと追えるようになってきて、ふきのとう を探すのにも慣れてきました。
やはり、自分で見つけられると楽しい!嬉しい!
今日の収穫はこんな感じ。
では、実食。
山菜といえばなんと言っても 天ぷら でしょう。
小さな ふきのとう は、玉ねぎとかき揚げ、それと ふき味噌に挑戦してみました。
まだ来ぬ春を一足先に運んでくれる香り・味に感謝。
まとめ
私は小さなころ、”つくし”がたくさん生えているところを友達と見つけるのが楽しくて、よく大量に採って帰ってはお母さんに炊いてもらっていました。
その”つくし”も、人里に生える「山菜」として本に載っていました。
山菜は、畑で育った野菜の収穫とは違い、見つける楽しみがあります。
春になると、熊野には他にもたくさん山菜が生えてきます。
irokuma kidsのアクティビティとしてご紹介できるように、山菜スポットの開拓を頑張ります!
子どもたちとこんな山菜を採ってみたい、という声があれば、
ぜひお問合せフォームからご意見をお寄せください!